こんにちは、蒼那です。
今回は花擬人化シリーズのイラストです。
彼岸花を擬人化してヴィネット風に描きました。ヴィネット風花擬人化イラストとしては第三弾です。
第一弾、第二弾は↓
イラストについて
制作時期、使用ソフト
制作時期:2022年9月
制作期間:9日
使用ソフト:SAI、CLIP STUDIO PAINT
テーマ、コンセプト
テーマ:彼岸花の擬人化
コンセプト:墓守の魔女
彼岸花の不吉で怖いイメージから和風な魔女にしようと決めました。
墓守なのは、彼岸花が球根に毒があり、モグラやネズミから遺体を守るため、墓地に植えられることがあったという話から。
安らかに眠る死者を守る一方で、死者が生きている人に悪さをしないように、見張る役割を担っている、といったあの世とこの世の番人的な裏設定も考えました。
キャラクターデザインについて
怖さ、不気味さ、怪しさをほんのり取り入れたかったので、目はジト目で片目を髪で隠し、大きな魔女帽子で顔に影を落としました。また、手には手袋を、スカートはロング丈にして、露出を最低限にしました。
和風の魔女なので、服は着物を魔女っぽくアレンジしました。
帯留めは水引のあわじ結びを参考にしました。水引には色々な結び方がありますが、白黒のあわじ結びは魔除けの意味があり、仏事でも使われるそうです。
髪は後ろの長さが段々と長くなっていて、毛先が彼岸花のようにくるんと反りかえってます。
配色について
彼岸花の赤と魔女っぽい黒をメインに、差し色で緑を帯の色に使いました。
背景は、彼岸花の赤を映えさせるために、赤の反対色に近い緑や青を使いました。
振り返りまとめ
キャラクターのデザインが自分好みに可愛くできて、とても満足しました。
色塗りに関しては、キャラの服の色が全体的に濃く、背景も暗めなので、明暗のコントラストを作るのが難しかったです。顔回りに火の玉を持ってきて明るくし、足元は暗くして、視線が顔に集まるように工夫しました。
対して、色の対比によるコントラスト(赤と緑、青)はうまく活用できたかなと思います。
背景の茂みと彼岸花は主線なしで、お墓と卒塔婆は線画ありなのですが、これはどっちかに揃えた方がよかったかなと思います。最初は彼岸花も線画ありで描くつもりだったのですが、先に色をおいて後で線画をおこそうとしたら、線画なくても別によくない?と思ってしまってなしにしてしまったのが原因です。キャラを目立たせるためなら、背景の台座以外全部線画なしでも、もしかしたらよかったかもしれない。
それでは、最後まで見ていただきありがとうございました。